先を見据えた努力

（春日電機株式会社は2017年10月1日に合併により株式会社パトライトとなりました）

春日電機株式会社。

全国に8つの営業拠点を設け、タイ国に海外工場、ここ辰野町には工場と物流センターを備える。

春日電機の製品、実は私たちの何気ない生活の中にひっそり隠れていたんです。

例えば、建物内の電気供給に必要不可欠な「配電盤」の中、機械・装置の頭脳である「制御盤」の中など。私たちの目に触れる可能性があるとすれば、電車の発車ベルのスイッチ、電動ベッドのスイッチ、巨大なクレーンの動きやリフトなどをコントロールするスイッチなどでしょうか。

暮らしに欠かせない「電気」を通じて、私たちの生活地盤を支えてくれています。

5つの製品組立グループ、

部品加工グループ、

そしてお客様の要望を的確に汲み取る営業。

そのニーズに応える力の限界に挑む技術・製造。

「どうしたらお客様の役に立てるか」を追及し作りあげる製品。

妥協を許さない技術開発の先には、世界でも珍しい「一体型コネクタ」や、他社に先駆けて「国産のネジ無し端子台」などを生み出した。

「“ものづくり”って一言で言ってしまえば聞こえはいいけど、奥深くて幅広いんです。実際に機械加工をしたり、経験しないと分からない。単純に“ものづくり”って言葉では済まされないのが“ものづくり”なんです。」

力強く話をしてくれたのは工場長の樋口さん。

「春日電機の魅力は自社ブランドを持っている事ですね。自分で開発して、作って売る。これは会社として一番魅力的だと思います。工場で言えば、女性の方が多く、18歳の子から67歳の方まで幅広く働いているので、お父さん、お母さん世代を越えて付き合いができます。そして、単なる組み立て工場ではないので、部品を作るとか、製品を組み立てたり、モノを買ったり、モノを作るための全ての経験が春日電機では経験できます。もちろん入社して、合う合わないがあるかもしれませんが、適材適所でいろいろな職場を経験できます。」

入社5年目、本社勤務の長谷川さんは元々営業だったという。

「自分の考えや、やりたい事を厳しい制限なくやらせてくれるところですね。自分の力次第で、どんどん成長できる。その環境が魅力的です。まだ若いですが、これからも長く勤めていきたいと思う中で、5年後、10年後を見据えて今のうちにこういった事が出来るようになっていたい、そんな力を身につける事ができる会社だと感じます。大企業だと何かの仕事の一部分しか任せてもらえないかもしれません。春日電機は幅広く任せてもらえています。今自分の力で仕事を押し進めていく事を求められていると思うので、身に付きますよね。私だけでなく、全ての部署がそう感じていると思います。」

現在は総務課だが、営業の知識があるからこそ活かせる場面も増えたという。

それぞれの部署のやり方は経験がなければわかりません。

春日電機は昔で言う「この道一筋」傾向から「幅広い分野での活躍」への変化を実践している。

約2年前から辰野町や地域の方たちを巻き込み、たくさんのイベントを行っている春日電機。

駐車場の整備時、緑地部分を花壇にしたらどうかという意見が出た。

単純に社員が花壇を作ってもおもしろくない。

小学生や中学生のみんなと花壇を作ったらおもしろそうじゃないかな。

そんな話から実行に移されたイベントが今月（2017年）6月8日。

子どもたち90名、保護者100名、その他先生や教育長の方にもご参加いただき花壇づくりが実現。

「工場自体が奥まっていて、会社があるのかどうか分からないような場所なんですよ。きっかけは認知してもらいたいという思いからイベントの企画をしました。」

イベント活動の企画ばかりで実は本業がおろそかと、笑いながら話してくれた樋口さん。

最近ではイベントの企画も仕事なんだと理解したという。

「工場や会社を運営していくってことは働いている人の環境も大切。地域密着でイベントをする事も大切。5年後、10年後に春日電機で働いてくれる人のために今種をまいているんです。」

地域密着の企業を目指す春日電機。

今後春日電機に入りたいと思ってくれる人を増やしたい。

なにより、春日電機の知名度をもっともっと上げたい。

結果的には春日電機で働いて良かったと思えるような会社にしたい。

そのためにはイベントももちろん、働く環境づくりも大切にしたい。

春日電機では一緒に会社を盛り上げてくれる方を募集。

経験が自分自身の自信、お客様への信頼に繋がる。

そんなことが学べるあたたかみのある企業です。