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O to &

O to &の金井です。

2018年9〜10月の2ヶ月間に渡り、実践型インターンシップとして長野県立大学 グローバルマネジメント学科1年の松前さんに参加してもらいました。

辰野町のインターンシップ事業のことは以前から知り合いを通して知っていて、フューチャーセンターさんへ依頼し、松前さんがインターンシップでO to &に来てくれることになったんです。

起業して間もなくて、人手が欲しかったということと、自分1人では目線が偏ってしまうと思い、一緒に携わってくれる人がいればというのが大きな理由でした。

松前さんは大学在学中に古着屋を自分で始めたかったという目標があったので、O to &にとっても松前さんにとっても、とてもいいタイミングだったと思います。

松前さんは大学在学中に古着屋を自分で始めたかったという目標があったので、O to &にとっても松前さんにとっても、とてもいいタイミングだったと思います。

しかもアンテナが高くて、自分の知らないことをいろいろ教えてくれるんです。すごく刺激を与えてもらえました。
自分が10代の時にこんなことができたのかといえば、全くだったと思います。 本当に次世代の足音が聞こえて来ました。

 

そしてなにより古着が本当に好きでした。僕よりも好きなんじゃないかな。 だから、その愛にすごく助けられました。

陳列がすごく上手でして。
寄付で集めた、ちょっと困ってしまうような古着たちを陳列するのが上手で、すごく素敵にレイアウトしてくれました。
別に服飾を何かやっていたわけではないので、センスの良さと古着が好きだからこそできたんでしょうね。

あとは、彼女の印象といえば「エシカル消費」という所にすごく興味関心がありました。 服をファストブランドやハイブランドで買うのか、それとも古着を買うかによって自分たちの消費動向がどこまで世界に影響を与えるのかということをものすごく考えていました。

お金を払うって行為はある意味投票じゃないですか。そのブランドや商品に対して一票投じるみたいな。そういう消費動向に対する考えが彼女にあって、彼女が納得できるところに古着があったんだと思います。

 

インターンシップの主な活動内容としてまず、彼女が主体になり「ドネーション古着の導入」をしました。

ドネーション古着というのは、服を寄付していただきその服を店頭に並べて、次の引き取り手に値段を決めてもらうという制度で。ただこれがやってみてわかったんですが、辰野ではまだまだ難しいのが現状でした。ドネーション古着の理念などを伝えるのが難しいんですよ。

でもこれでおしまいというわけではなく、やり続けたいとは思っています。

昔でいうとバザーみたいなものなんですけどね。 でもO to &ではそこをデザインやアートの要素を入れて、カッコ良くやるっていうのが大事だなと思います。

その他に取り組んでくれたこととして、「広報活動」があります。
やっぱりこの辰野町川島地区という山奥にある場所ですからね、自然と口コミで広がるなんてことはほぼないので、広報活動が絶対的に必須だと思いました。

各メディアに取材の依頼をして、いくつかのメディアに取り上げてもらいました。お陰様でその記事を見て訪れてくれた人も数多くいました。

 

あとはインターネット、SNSなども活用しましたね。
Instagramでは開始当初は10数名でしたが、2週間で100人を達成し現在は166人ほどになっています。

メディアによる広報活動も重要ですが、やっていく中で地元のコミュニティに入り込んで関係づくりをすることも大事な広報活動の一環だと感じました。

次に取り組んだのは「イベント出店」でした。
松前さんの提案でイベント出店をいくつか行いました。

ここでもやはり出店してみて見えてくる課題や成果がありました。
お客さんとのコミュ二ケーションの重要性や、ドネーション古着の方が反応が良かったことなど。

今は積極的に出店はせずに、お店にきてもらうことを重要視しています。その方が自分に向いているし、やっぱりこの場所にきてほしいって想いが大きいから。でもそれもこの出店をしたことで気づけたことでもあります。

 

そして、オープニングイベントとして行なった「O to & 祭」。
松前さんには、オープニングの準備を手伝ってもらいました。
看板の作成から店内の陳列、その他レイアウトにチラシ作成など広報活動。

結果100人を超える方々に来てもらうことができて、大成功に終わりました。
地元の方をはじめ、老若男女問わず沢山の方々が訪れてくれたこと。
いつでも音楽と笑顔が溢れる空間が実現されたこと。
たくさんの方にドネーション古着を知ってもらえたこと。

大きなオープニング花火を打ち上げることができました。
これに続き、周年イベントなども行いたいと思っています。

 

インターンシップ事業に参加しての感想は、本当に多くのことに気づけたこと。

●可能性

  • 地元の人からたくさんの応援や期待されていること
  • 辰野町以外からも古着屋ができたので、行ってみたいという人がたくさんいるということ
  • ライブハウス併設やドネーション古着など珍しい試みで面白い人が集まってくる、またこれからも新しい試みに挑戦していくということ
  • ライブやファッションショーなどのイベントで、外から訪れる人が増えるということ
  • いつも音楽があって居心地のいい場所、辰野町の人たちが世代を超えて利用できるということ

●課題

  • これからもドネーション古着を途絶えさせずに続けていくための工夫が必要ということ

今回の経験は、自分にとっても松前さんにとっても、きっと将来の糧となるいい経験だったと思います。
実際彼女は、大学に戻りさっそく目標だった古着屋を始めたようです。
長野市でTRIANGLE(トライアングル)というお店を友人と共にこの夏オープンしました。
ぜひ頑張ってもらいたいですね。

インターンシップ事業はまた是非参加したいと思っています。
松前さんの時は、彼女が古着が本当に好きだったこととO to &でも古着を取り扱っていたことがマッチして、彼女の得意な分野をいかしてもらうことができて良かったんですが、次お願いする人も古着が好きじゃなきゃいけないなんてことはないんです。

その人の得意なことをやってもらえればいいと思ってます。
こちらもO to &のファンクション 機能や可能性を増やしていきたいですからね。

自分自身、色んな人と組んで面白いことをやっていきたいという想いがありますから。
O to &を複合施設にしていきたいんですよ。

その人が飲食業が得意であれば、限定的にレストランを始めてもらってもいいし、宿泊業が得意ならゲストハウスを初めてもらってもいいですし。
来る人次第で、新しいO to &が見れるってことですよね。

それって最高じゃないですか。

  • 会社情報
  • 会社情報
    事業者名O to &
    所在地〒399-0511 長野県上伊那郡辰野町大字横川4577
    電話番号080-4901-8697
    E-mailhazimari.ten@gmail.com
    URLhttps://www.oto-to.com/
    設立年月日2018年3月3日
    資本金1万円
    代表者名金井一記
    全従業員数1人
    主な業種古着販売業
    事業内容ライブハウス併設の古着屋。
    旅先で仕入れた服や小物を販売。
    春〜秋にかけて川島で営業。冬季休業有り。
    会社PR

    店の複合施設化を実現すべく、ゲストハウススタートに向けて準備。築100年超の古民家をセルフリノベーション。

    古着のラインナップはステージ衣装から作業着まで。

会社情報
事業者名O to &
所在地〒399-0511 長野県上伊那郡辰野町大字横川4577
電話番号080-4901-8697
E-mailhazimari.ten@gmail.com
URLhttps://www.oto-to.com/
設立年月日2018年3月3日
資本金1万円
代表者名金井一記
全従業員数1人
主な業種古着販売業
事業内容ライブハウス併設の古着屋。
旅先で仕入れた服や小物を販売。
春〜秋にかけて川島で営業。冬季休業有り。
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店の複合施設化を実現すべく、ゲストハウススタートに向けて準備。築100年超の古民家をセルフリノベーション。

古着のラインナップはステージ衣装から作業着まで。

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