- インターンシップ
- 業 種:
- 農業・林業
瀬戸ライスファーム
9月、辰野町の中ではふと気が付くと稲刈り機やコンバインの音があちらこちらから聞こえてきます。美味しい新米の季節となりました!
ツヤツヤの炊きたて新米ご飯、本当においしいです!
しかしながら、、最近は“日本人のお米離れ”なんてことも時々メディアで耳にすることもあります。。
瀬戸ライスファームでは数年前からお米の消費量の回復に向けて米粉の販売に取り組んでいます。そして、2017年にその米粉を使ってのインターンシップ事業に参加しました。
稲刈りのお忙しい中、瀬戸ライスファームの瀬戸真由美さんにインターンシップ事業参加についてお話を伺いました。
インターンシップ事業に参加しようと思ったきっかけは??
「平成23年ごろから米粉を挽いて販売を始めたんです。私も米粉っていうと『団子』とか『おやき』くらいしか浮かばなかったんですが、米粉を販売するにあたって長野県内、県外いろいろな所を回って研修を受けて歩いた時に、米粉って小麦粉の代わりに使えちゃうよっていうことがわかってきて、それで自分ながらにレシピを作って町内で米粉のお料理教室をしたりして米粉のPRをしていたんです。」
「実は私も料理がそんなに得意だった訳ではないんですが、米粉を使ったお料理はとても簡単で誰にでも美味しく作ることができるんです!!」
「それで、じゃ、この米粉の栄養素的な本当にいい所って??って思ったんです。でも私はもともと農業に嫁ぐ前は今とは全然違う建築業界にいたんです。設計士をやっていてそれで農家にお嫁に来たんです。だから全く栄養学的なところが無頓着だったんですよ。それに自分では忙しかったりなどして勉強したり調べている時間がなくて。。
それで、栄養学的なことを調べてもらったり、米粉のPRとして新商品(新レシピ)の開発といったことをやってもらえたら嬉しいなと町の方へお願いしました。
町でも『だったら栄養学科の米粉にも興味を持っている子がいますよ。』
と学生さんを紹介していただきました。」
谷口 みのり さん
岐阜女子大学 家政学部 健康栄養学科 2年(富山県出身)
インターンシップ期間:2017年7月21日〜2017年8月10日
インターンシップ目標の
”商品開発から米粉の栄養学的なメリットを調べて米粉のPR”
に向けて取り組み開始です。
「谷口さんは米粉に興味があると来てくださったんですが、全く米粉料理をやったことがなかったんです。ですので最初は私の米粉レシピを何種類か一緒に作ってみました。シチュー、カスタードクリームなど、米粉を使ってこんなに簡単にお料理ができるんだよ、っていうのを実践してもらいました。
それで『え!米粉ってすごいですね』っていうところから始まったんです。」
「そして、米粉の何がいいのか、ということを調べる為に米粉を使っているパン屋さんや米粉を扱っているお店を調べて歩いてくれて情報収集をしてくれて色々調べてくれたんです。」
「調べた結果、まずはヘルシーっていうことです。例えば、小麦粉と米粉でそれぞれ天ぷらを揚げた時に油の吸水率が全く違うんですね。米粉の方が油の吸水率が少ないんです。ってことはそれだけヘルシーっていうことです。それに油も汚れないんですね。
食感で言うと、とろみづけであったりとか、パンや麺にするともっちりとした食感になりますし、もっちりとしたスポンジケーキやシフォンケーキが焼けたりとか、でもクッキーを焼くとサクッとなります。
同じ米粉でもお料理でこんなに違う食感が出るっていうことですね。」
「そして、米粉が一番体に良いところとして、小麦粉は腸壁を崩してしまう成分『グルテン』が含まれているんですが、米粉はそれが全くないので腸にも優しいっていうことです。
それもみんな谷口さんが調べてくれて、その時に私も初めて知りました。」
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谷口さんがまとめてくれた『米粉の良いところ10』
①いろんな食感が楽しめる
②油の吸収率が低くヘルシー
③アミノ酸のバランス◎
④粉をふるう必要なし
⑤腹持ち◎ 栄養価が高い◎
⑥用途が多い
⑦食料自給率UP
⑧地産地消で安心安全
⑨小麦アレルギー代替食品
⑩グルテンフリー
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「こういったことをフューチャーセンターで試食会&報告会ということで発表しました。上伊那全域くらいにチラシを出して、小麦粉と米粉に興味のある人とか病院の栄養士さん、学校の栄養士さん、一般のお菓子づくりやパン作りをしている人たち30人くらい集まっていただきました。」
「いろんな所の栄養士さんも来るので専門的なグレードの高いお話もしてもらいたいですね、ってことで一般社団法人腸活環境育成協会代表理事の神谷陽子さんをお呼びして『米粉って小麦粉に比べてこんなにいいんだよ』っていうのを専門的な知識で講演をしてもらいました。」
「そして、商品開発の新商品ということで辰野町の赤羽豆腐さんの豆腐を使った『豆腐だんご』と『ライススティック』をそこでみなさんに振舞って試食していただきました。」
インターンシップをやってみた感想は??
「米粉は良いとか、米粉パンとかみんな流行りで食べてはいるんですけど、どういうことが良いかとかそういうことが全くわからなかったんですが、カルシウム、鉄、タンパク質などが米ですので摂取できますよ。っていうことがわかりましたし、今米の消費が減っていると言われている中で、米粉にしたことによって食料自給率がアップされるんじゃないかっていうこともわかり良かったです。」
「それに谷口さんはすごく熱心で、ここへくる前からいろんなことを勉強してきてくれてました。わからないなりに、『私こんなものを調べてみたんです。』っていうものを持って来てくれたりして。 それに栄養科ということもあってそういう事に興味があるみたいで、本当に熱心にやってくれました。」
これから先、インターンシップはお考えですか??
「これからも、農家に興味を持ってくれる人が入ればインターンシップをまた是非って思いますね。
来年からはうちの息子もこの仕事に入るので息子もそういったことを望んでいるのでね。若い人をどんどん取り入れて行きたいって、自分と一緒にやってくれる人を望んでいるので!」
- 会社情報
会社情報 事業者名 瀬戸ライスファーム 所在地 〒399-0424 長野県上伊那郡辰野町赤羽487 電話番号 0266-43-1148 FAX 0266-75-2411 E-mail seto-ricefarm@smail.plala.or.jp 代表者名 瀬戸真一 主な業種 農業(稲作) 事業内容 稲作(育苗・機械農作業)
受託作業
米販売(真空パック)
米粉販売(3種)
凍りもち販売会社PR 家族経営で稲作30haを作付けし、米は減農楽にこだわり生産から直売まで行っています。環境に配慮した米作りの一環として、畔に菊を植え10月末には田んぼに満開の花を咲かせ楽しんでもらっています。小麦アレルギーの方にも米粉を使うことで料理の幅が広がってほしいという想い。そして米の消費拡大につながればと簡単な米粉レシピを考案し、料理教室などを開いています。
- 会社情報
事業者名 瀬戸ライスファーム 所在地 〒399-0424 長野県上伊那郡辰野町赤羽487 電話番号 0266-43-1148 FAX 0266-75-2411 E-mail seto-ricefarm@smail.plala.or.jp 代表者名 瀬戸真一 主な業種 農業(稲作) 事業内容 稲作(育苗・機械農作業)
受託作業
米販売(真空パック)
米粉販売(3種)
凍りもち販売会社PR 家族経営で稲作30haを作付けし、米は減農楽にこだわり生産から直売まで行っています。環境に配慮した米作りの一環として、畔に菊を植え10月末には田んぼに満開の花を咲かせ楽しんでもらっています。小麦アレルギーの方にも米粉を使うことで料理の幅が広がってほしいという想い。そして米の消費拡大につながればと簡単な米粉レシピを考案し、料理教室などを開いています。