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事業者名:株式会社エビデント長野
さらに飛躍する。 100年以上の歴史を重ねた1年目の会社。
オリンパス株式会社の科学事業が分社化された2022年4月、辰野町にある長野オリンパス株式会社の本社であった社屋は『株式会社エビデント長野』と名前を変えて、新会社としてスタートを切りました。
「エビデント長野としては、まだ1年も経っていませんが、1919年に顕微鏡の国産化を目指し創業してから、100年以上の歴史があるんです。」と語るのは、代表取締役社長である小山健一さんです。
これから、積み重ねてきた技術を糧に、よりスピーディーに挑戦を続けるエビデント長野。技術を支える匠たちの姿や、今後の展望をお伺いしました。
■ オリンパスの科学事業は「エビデント」へ
貴社の原型となるのが、オリンパスの科学事業なのですね。
〈小山社長〉
「はい、そうです。オリンパスの祖業である顕微鏡を含む科学事業製品を昨年4月に分社という形でエビデントが承継しました。
この建屋は、もともとは1982年にオリンパスの辰野事業場として生まれました。当時は、カメラの生産がメインでしたが、2011年にオリンパスの製造子会社である長野オリンパスとなり、顕微鏡や工業用内視鏡などの科学事業製品の製造を始めました。
昨年4月の分社化で、科学事業製品の製造はすべて『エビデント長野』が引き取っており、生産設計から資材調達、加工、組み立て、品質評価、箱詰めまで、一通りの生産にかかわる機能や、修理機能があります。
エビデント長野は、オリンパスグループの中でも最も歴史のある工場。歴史や技術を積み重ねてきましたが、『エビデント』という名前はほとんど認知されていないと思いますので、これから、皆さんに知っていただきたいですね。」
貴社で生産する科学事業製品とはどのようなものでしょうか?
〈小山社長〉
「エビデント長野で生産している科学製品は、主に『顕微鏡』と『工業用内視鏡』の2つです。
まず、『顕微鏡』は大きく分けると『生物顕微鏡』と『工業用顕微鏡』があります。
『生物顕微鏡』は、病理研究や生命科学研究などに使われる顕微鏡です。病理研究では、細胞や組織、臓器などに癌などの異常がないかを顕微鏡を使って観察します。オートファジーの研究でノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅先生もエビデント長野で生産した顕微鏡を使われています。『工業用顕微鏡』は、工業生産において、肉眼では視認することが難しい場合、例えば細かい半導体基盤の製作や、製品検査、部品の寸法測定などに使われている顕微鏡です。
つづいてもうひとつの製品、細い管の先端にカメラが付いている工業用の『内視鏡』では、狭いところを覗くことができます。航空機エンジンや、発電所のタービン内部点検、インフラで用いられる配管などの設備点検、さらには災害の救援活動など、さまざまな用途に使われています。」
■ 技術の集大成。エビデント長野の「レンズ」
顕微鏡の心臓部である「レンズ」には、どのような技術が詰まっているのでしょうか?
〈小山社長〉
「簡単に言うと、顕微鏡の対物レンズを作り出すには『レンズをツルツルに磨きあげる技能・技術』、『薄くて小さいレンズを作る技能・技術』『レンズを組み立てる技能・技術』が必要です。
この長さ45mmの対物レンズの中には、多いものではレンズが15枚以降組み合わされています。高倍率で高性能な対物レンズを作るには、レンズ1枚1枚の面精度が高いだけでなく、これだけ多くのレンズを組み合わせる必要があります。
レンズの面精度はレンズ表面の凸凹のことを言います。設計通りに光を屈折させるにはこの面精度が重要になりますが、私たちの技能・技術では、レンズを地球の大きさにして考えてみたときに、表面の凸凹が50センチ以内という高精度を実現しています。
また、対物レンズの中に多くのレンズを重ねるためにはレンズを薄く作る技能や技術も重要です。薄いレンズは磨いている間に変形したり、縁が欠けたりしやすいため、ここでも私たちの技能・技術が活かされています。」
〈小山社長〉
「そして、それらのレンズを生かすのは、レンズの組み立てです。せっかく精度のいいレンズを作ったとしても、正しく組み立てられなければレンズは機能しません。観察する標本が綺麗に見えるように、15枚を超えるレンズを調整しながら組み立てていきます」
技術が合わさって製品が作られているのですね。お客様の期待する精度も、時代に合わせてより高精度になっていくのでしょうか?
〈小山社長〉
「そうですね。例えば、生命科学の研究では、細胞内の分子レベルの挙動を鮮明に認識できるよう高精度な顕微鏡が求められていますし、半導体の検査では、半導体のチップの高精細化に合わせたレンズが必要となります。
このように、顕微鏡の性能は、お客様、時代の要求に合わせてレベルアップしていく必要があります。顕微鏡が、生命科学の発展、技術の進歩のカギとなることが、大いにあり得るからです。」
■ 「人」が、技術の柱
貴社には、先ほどのレンズ加工や、組み立てなどの技術を磨いた、高技能者が多くいらっしゃいますね。
〈小山社長〉
「我々の強みである『ものづくり』は、人が支えています。当社には、国から表彰される『黄綬褒章』や『現代の名工』、長野県から表彰される『信州の名工』などを受賞している匠がいます。」
どのような教育環境を整えているのでしょうか?
〈小山社長〉
「当社では、社員のキャリアアップできる環境を整備しています。例えば、働くうちに自分の進みたいキャリアの方向性が見えてくると思います。目指すは高度技能者なのか、それとも生産現場において自ら問題を見つけて改善を推進するリーダーとなるのか、はたまた、経営視点を持ったマネジメントスキルを有する管理者となるのか。マネージャーと話しながら、本人の希望に合わせて適するキャリアを見据えます。
そして、社員が輝けるように、会社は全力でサポートします。高度技能者で言いますと、先輩技能者にマンツーマンで教育を受けながら技能・技術を磨いていきます。資格に応じて報奨金を出してねぎらうこともあります。」
高度技能者に必要な心構えとは、どのようなものでしょうか?
〈小山社長〉
「すぐに高度な技術レベルに到達することはありません。技術を得るためには、継続が必須です。そのためには、自分の仕事に興味を持って、面白さを感じられることが重要だと思います。
会社としても、興味を持って取り組みを続けられるように、また、向上心を持って新しい仕事へとチャレンジできるように、サポートしていきます。」
■ 培った技術を糧に、転機を生かす
貴社は、辰野町において、どのような存在を目指しますか?
〈小山社長〉
「辰野町と協力し、この地域の自然環境や社会へと貢献できる企業になりたいと思っています。地域との連携を深めたいですね。
エビデントグループの本社『株式会社エビデント』としての登記先も、辰野町ですからね。『辰野町』と聞いたら『エビデント長野があるね』なんて思ってもらえたら嬉しいですよね。」
もうすぐ新会社となって1年。今後の展望を教えてください。
〈小山社長〉
「今回の分社により、私たちは科学事業に特化した事業運営が可能となります。この中には基準の見直しといった社内的な話だけでなく、他社との技術協力等、行動範囲も広がると思っています。
私たちには、オリンパスの前身である『高千穂製作所』が1919年に顕微鏡の国産化を目指し創業してから100年以上の歴史があります。そこから、先人たちの技術を引き継いでいます。今まで積み重ねた技術に加えて、新しい技術を取り込むことで、世界トップレベルを維持するとともに、事業のスピード感を上げていきます。」
- 会社情報
- 求人情報
会社情報 事業者名 株式会社エビデント長野 所在地 〒399-0495 長野県上伊那郡辰野町大字伊那富6666番地 電話番号 0266-41-4140 FAX 0266-41-4136 URL https://www.evidentscientific.com/ja/factory/ 設立年月日 2022年 4月 1日 資本金 非公開 代表者名 代表取締役 小山 健一 全従業員数 930人 主な業種 精密機器製造 事業内容 顕微鏡・工業用内視鏡・非破壊検査装置の部品加工・製品組立・修理
生産設計から資材調達、レンズ・金属加工、組み立て、品質評価、箱詰め、出荷まで、一通りの生産にかかわる機能や、修理機能を持っています。会社PR 株式会社エビデントの国内製造拠点として、顕微鏡・工業用内視鏡を中心とした精密機器の生産を行っています。
世界の安全と健康の実現に貢献する、さまざまなソリューションを提供しています。
求人情報 事業者名 株式会社エビデント長野 所在地 〒399-0495 長野県上伊那郡辰野町大字伊那富6666 電話番号 0266-41-4140 FAX 0266-41-4136 仕事内容 顕微鏡・工業用内視鏡の光学機器組立
→ 生物・工業用顕微鏡、対物レンズ・システム機器など完成品
→ 工業用内視鏡の完成品
※当社ホームページをご覧ください。
https://www.evidentscientific.com
会社の概要、当社製品がわかります。通勤場所 〒399-0495 長野県上伊那郡辰野町大字伊那富6666 転勤の可能性 あり 雇用形態 正社員、契約社員
雇用期間の定め 【正社員】なし 【契約社員】あり 求人数 10人 学歴 高卒以上 必要な経験 製造業での経験 必要な資格 特になし 年齢 25歳~35歳(キャリア形成のため) 求める人材 弊社では、ベースとなる能力に加えて、地頭力(ジアタマリョク)がある人を求めています。地頭力は、単純に「お勉強ができる・試験ができる」と、いうことではありません。「考え抜く力」「前に踏み出す力」「チームで働く力」の3つの能力を変え備えている方となります。 求人内容の補足事項 顕微鏡・工業用内視鏡の世界的な需要に合わせ、知識・技能を有した正社員の募集を致します。 お気軽に、ご応募いただけます様、宜しくお願い致します。お待ちしております。 *面接時に工場見学をしていただいています。 給与 214,000 円 ~ 339,000 円 賃金締切日 毎月 月末 日 賃金支払日 毎月 25日 通勤手当 実費支給 【その他、勤務条件の補足事項として】 弊社、就業規則により手当の支給対象となった場合、申請により支給いたします。 (住宅手当・扶養手当など) マイカー通勤 あり 加入保険 雇用・労災・健康・厚生・財形 昇給実績 あり 賞与実績 あり(年 2 回 計 6.6ヶ月分) *2021年度実績 退職金制度 あり (勤続 1年以上) 就業時間 (1)07:45~16:30 (2)07:55~16:40 (3)08:15~17:00 【休憩時間】(1)11:00~11:45 (2)11:30~12:15 (3)12:00~12:45 【就業時間にかかる特記事項】時間外労働あり 月平均 10 時間 交替勤務あり 36協定における特別条項 あり 特別な事情・期間等新製品・不具合トラブル・業務負荷・決算業務対応等に、年2回、 月80時間、年720時間まで延長 時間外労働の有無 あり(月平均 10 時間程度 ) 休日休暇 土 日 祝日 その他 週休2日制 毎週 会社カレンダーによる (年末年始7日程度、夏季(お盆)7日程度、GW5日程度) 6ヶ月経過後の年次有給休暇日数 20日 年間休日 129日 選考プロセス 書類選考→適正検査(実技・SPI)→一次面接→二次面接(最終)
- 会社情報
事業者名 株式会社エビデント長野 所在地 〒399-0495 長野県上伊那郡辰野町大字伊那富6666番地 電話番号 0266-41-4140 FAX 0266-41-4136 URL https://www.evidentscientific.com/ja/factory/ 設立年月日 2022年 4月 1日 資本金 非公開 代表者名 代表取締役 小山 健一 全従業員数 930人 主な業種 精密機器製造 事業内容 顕微鏡・工業用内視鏡・非破壊検査装置の部品加工・製品組立・修理
生産設計から資材調達、レンズ・金属加工、組み立て、品質評価、箱詰め、出荷まで、一通りの生産にかかわる機能や、修理機能を持っています。会社PR 株式会社エビデントの国内製造拠点として、顕微鏡・工業用内視鏡を中心とした精密機器の生産を行っています。
世界の安全と健康の実現に貢献する、さまざまなソリューションを提供しています。
- 求人情報
事業者名 株式会社エビデント長野 所在地 〒399-0495 長野県上伊那郡辰野町大字伊那富6666 電話番号 0266-41-4140 FAX 0266-41-4136 仕事内容 顕微鏡・工業用内視鏡の光学機器組立
→ 生物・工業用顕微鏡、対物レンズ・システム機器など完成品
→ 工業用内視鏡の完成品
※当社ホームページをご覧ください。
https://www.evidentscientific.com
会社の概要、当社製品がわかります。通勤場所 〒399-0495 長野県上伊那郡辰野町大字伊那富6666 転勤の可能性 あり 雇用形態 正社員、契約社員
雇用期間の定め 【正社員】なし 【契約社員】あり 求人数 10人 学歴 高卒以上 必要な経験 製造業での経験 必要な資格 特になし 年齢 25歳~35歳(キャリア形成のため) 求める人材 弊社では、ベースとなる能力に加えて、地頭力(ジアタマリョク)がある人を求めています。地頭力は、単純に「お勉強ができる・試験ができる」と、いうことではありません。「考え抜く力」「前に踏み出す力」「チームで働く力」の3つの能力を変え備えている方となります。 求人内容の補足事項 顕微鏡・工業用内視鏡の世界的な需要に合わせ、知識・技能を有した正社員の募集を致します。 お気軽に、ご応募いただけます様、宜しくお願い致します。お待ちしております。 *面接時に工場見学をしていただいています。 給与 214,000 円 ~ 339,000 円 賃金締切日 毎月 月末 日 賃金支払日 毎月 25日 通勤手当 実費支給 【その他、勤務条件の補足事項として】 弊社、就業規則により手当の支給対象となった場合、申請により支給いたします。 (住宅手当・扶養手当など) マイカー通勤 あり 加入保険 雇用・労災・健康・厚生・財形 昇給実績 あり 賞与実績 あり(年 2 回 計 6.6ヶ月分) *2021年度実績 退職金制度 あり (勤続 1年以上) 就業時間 (1)07:45~16:30 (2)07:55~16:40 (3)08:15~17:00 【休憩時間】(1)11:00~11:45 (2)11:30~12:15 (3)12:00~12:45 【就業時間にかかる特記事項】時間外労働あり 月平均 10 時間 交替勤務あり 36協定における特別条項 あり 特別な事情・期間等新製品・不具合トラブル・業務負荷・決算業務対応等に、年2回、 月80時間、年720時間まで延長 時間外労働の有無 あり(月平均 10 時間程度 ) 休日休暇 土 日 祝日 その他 週休2日制 毎週 会社カレンダーによる (年末年始7日程度、夏季(お盆)7日程度、GW5日程度) 6ヶ月経過後の年次有給休暇日数 20日 年間休日 129日 先行プロセス 書類選考→適正検査(実技・SPI)→一次面接→二次面接(最終)