- 業 種:
- 飲食
事業者名:有限会社塩尻建友(珈琲哲學つどい辰野店)
地域に根差した憩いの場所にという想い
■こちらの求人は終了致しました。
JR辰野駅を背にして右に曲がってすぐ。八十二銀行のはす向かいにある珈琲哲學は昨年の3月31日に開店したばかり。松本や安曇野にある店舗とは異なり小さく可愛いお店です。
珈琲哲學の自慢は、なんといっても珈琲です。
珈琲通のあいだでも美味しいと好評です。
筆者である私も頻繁に通う珈琲哲學つどい辰野店がこの場所にオープンするまでにはちょっとした物語がありました。
《珈琲哲學つどい辰野店オープンまでの物語》
「3年前(2014年)のほたる祭りの際、駅ヨコで出店させてもらったんです。ほたる祭りには、こんなに人が集まるんだと大変驚きました。その時販売していた台湾かき氷が地元の方にとても好評だったんです。お客様と接する中で印象的だったのがこの町の人達の人柄の温かさでした。ほたる祭りの際は、僅かに2日間だけの出店だったのですが、多くの人が集まるほたる祭りの時だけ出店して、おいしいトコだけの営業ってどうなのかなと」
「そんな風な思いもありながら翌年のほたる祭りを迎えました。出来れば店舗を構えたいと思いましたが、保健所等の許可を取るのにも時間がかかることから、空き店舗での営業を思い付いたんです。そこで空き店舗だった海鮮市場でまずは短期間、試しに営業してみることになったんです」
「2度目のほたる祭りの際には、店内を自由に使っていただけるお休み処というカタチをとり9日間の予定で営業しました。その間お客様から、この時期過ぎたら閉めちゃうのとか、ここでお店してくれたら嬉しいんだけどな・・・などの声をたくさん頂いたんです。その声になんとか応えたいと、10日程準備期間を頂いて期間限定の店舗としてリニューアルオープンしたんです」
《ほたる祭り2年目の頃の珈琲哲學つどい辰野店》
「空き店舗の外観はそのままで店内の厨房部分を少し改装しました。当初は店内にトイレもありませんでした。スタッフがトイレに行く際にはお客様に留守番してもらって駅のトイレまで走っていくなんて状態だったんですよ(笑)またエアコンもなかったので店内は40度を超えていましたし、いろいろと大変でしたね」
店構えもかしこまらない感じのせいか、幼稚園くらいの小さなお子さんから、小学生、中学生のお客様から、年配のお客様まで多くおみえになったといいます。
「昔で云う駄菓子屋感覚といった感じでしょうか。皆さんとてもくつろがれていました。そんな感じで夏のあいだ営業して一度店を閉めたんです。翌年のほたる祭りの時には、またこんなカタチで営業しようかと話していたんです」
《辰野町の商店街を元気にしたい》
「それから何度も話し合いをしたんです。地元の方が寄ってくれて珈琲の一杯やデザートを楽しんでる姿を見て、なんとかこの土地に根付いて店が出来ないだろうかって。辰野駅の周辺は見ての通りシャッターが閉まった店が目立ちます。せめて一店舗でも店を開けることで、ほんの僅かでもこの商店街の活気を取り戻すきっかけになってくれたらとう想いから、この場所で珈琲哲学つどい辰野店をオープンすることに決めたんです。これからも地元の人に愛される憩いの場所になってくれたらと願っています。是非ともたくさんのお客様に来ていただきたいですね」
しみじみと語られるお話から辰野町に住む人たちの人柄や様子までもが浮かびます。そんなお客様達の声に応えたい気持ちからオープンされたヒストリーを耳にすると以前にも増して哲學の珈琲が美味しく感じられます。
ひと手間を惜しまない仕事に対する精神は哲學スピリットであるといいます。
珈琲哲學のメニューとそのこだわりを紹介してゆきましょう。
珈琲哲學の一番のウリは、なんといっても美味しい珈琲。
《一番人気の哲學ブレンド》
豆の焙煎方法には、それぞれの豆をそれぞれに焙煎した後で混ぜる方法もあるのですが、当店で一番人気のブレンドコーヒーの豆は、ブラジル・グァテマラ・コロンビア・タンザニアの4種類をブレンドし、焙煎したものです。珈琲哲學の哲學ブレンドは別名クラシカルブレンドと言われています。
普段、珈琲を飲み慣れてる方でも濃いと思われるかもしれません。
しかしながら、多くの方が病みつきになってしまうボディの強い珈琲です。
ボディというのは厚みのこと。
通常、一般的なお店で出される珈琲豆の分量は一杯あたり10~13gですが、厚みのある珈琲を淹れるために珈琲哲學では豆の量を20g使っています。
通常の1.5倍~2倍の豆を使用することでインパクトが強く、味わい深い香り豊かな厚みのある珈琲に仕上がります。
淹れ方にもこだわりが!
珈琲哲學という看板を背負ってますから珈琲の淹れ方にもこだわりがあります。
まず注文が入ってから豆を挽きます。そして、一杯一杯ハンドドリップで淹れてゆきます。機械で淹れれば簡単なのでしょうけど、手間を掛けてでも、その一杯に魂を込めて美味しいコーヒーを淹れたいという想いがあります。
ペーパーフィルターを使って、ハンドドリップで淹れると聞くと誰でも簡単に出来ると思われがちですがそうではありません。
美味しい珈琲を淹れるには、お湯の落とし方にも気を配らなくてはいけません。
細口のドリップポットで500円玉くらいの輪を描くようにゆっくりとお湯を落としてゆきます。そして1分ほど蒸らします。
「その続きは、近々当店で“美味しい珈琲の淹れ方教室”を開催いたしますので、その際に是非とも多くの珈琲好きの方々に集まっていただきたいですね。ご家庭で豆を挽いて珈琲を淹れる方も多い中、是非とも当店のおいしい珈琲の淹れ方を学んで帰ってもらえると嬉しいです」
その他にも地元の方々の協力を得て、様々な催しを展開して行くのだそうです。
今後の珈琲哲學に目が離せません!!
哲學パティシエによる手作りケーキ
珈琲哲學のケーキは、松本店パティシエによる手作りケーキです。
直径21㎝の7号サイズのものを12カットします。
通常の喫茶店で出されるものに比べてかなり大きなサイズになります。
珈琲哲學のクリスマスケーキは通常のお店のケーキの約1.5倍の大きさです。
タテに高く、使用しているクリームも多めです。
店のケーキは、その時期の旬のものなどを取り入れて作ります。
ほど良い甘さで、珈琲のお供にも最適です。
《一番人気は名古屋鉄板ナポリタン》
当店ではパスタの茹で置きをしません。注文が入ってから乾麺の状態のものを茹で上げて調理しますのでツルツルシコシコのアルデンテの麺を堪能できます。
そして、ソースも出来合いのものを使うのではなく、パスタの茹で時間の間に混ぜ合わせ作ります。このひと手間を惜しみません。
一般的には乾麺の状態で一人前100gです。
当店では130gを一人前に使用します。
「辰野店でも松本店、安曇野店でも一番人気なのが名古屋鉄板ナポリタンです。社長の住まいが辰野町なのですが出身は愛知県なんです。名古屋にはこんなパスタ(鉄板ナポリタン)があるんだけど、うちの店でも出さないか?との話があり、現在の安曇野店の店長と私(部長)と社長で名古屋の鉄板ナポリタンを出すお店を食べ歩きし、試行錯誤の結果生まれたのが当店の名古屋鉄板ナポリタンなんです。ウスターソースをかけてお召し上がりください」
《台湾かき氷》
雪花氷(しぇーほぁぴん)という台湾生まれのかき氷です。
ほたる祭りでも人気の高かったこの台湾かき氷とは、既に味のついている氷、つまりシャーベットを削ったかき氷で、口どけがふわりとした通常のかき氷とは違う優しい口当たりが特徴です。これをメニューに加えるなら、やはりこだわったモノを出したいと台湾へ行き現地視察しました。台湾かき氷にかけるソースも当店オリジナルのものです。
《見た目も華やかなパフェ》
テーブルに運んだ時にお客様が驚かれるのは、その大きさと見た目のインパクト。
味が美味しいのは当然のことで、やはりパフェは目でも楽しむデザートと言えます。その見た目の美しさには、とてもこだわっていますよ。
《豪華ラインナップ・ソフトクリーム》
当店のソフトクリームは、スジャータが取り扱ってる全種類をご用意しております。ワンシーズンで全種類食べるのは難しいくらい種類が豊富にあります。
是非、全種類制覇にチャレンジしてください。
ひと手間を惜しまない姿勢は、まさにお客様目線。
美味しい物を提供するために現地まで足を運び視察する。
そのこだわりが、一品一品のなかに閉じ込められていると感じました。
イベントがある時には、こちらの移動販売車が出動します。
ここでも珈琲は、ハンドドリップを使って一杯一杯ていねいに淹れてゆきます。
辰野町では、横川渓谷の紅葉を堪能できる紅葉まつりに出店され、長い行列が出来ていました。
そしてまた新たな取り組みも始まっているといいます。
《信州伊那谷ガレット》
昨年からはじめた信州上伊那じゃらんで人気だったのがカフェ特集。
上伊那広域のカフェで共通したメニューづくりをして伊那谷を盛り上げて行こうと、この秋、上伊那広域連合リニア推進課の企画で始まった信州伊那谷ガレットの取組み。
信州上伊那じゃらんの「信州伊那谷ガレット」ガイドに珈琲哲學つどい辰野店も紹介され、信州そば発祥の地である伊那谷のそば粉を使ったフレンチスタイルのデザート、ガレットを共通メニューにすることが決まりました。
「ガレット」とは、フランスのブルターニュ地方で広く愛されているお菓子。
いろんなフルーツを挟んだガレットでパーティーすることは、フランスブルターニュ地方では一般的。
そばというと日本特有の作物のイメージがありますが、アジアやヨーロッパをはじめ広く世界で愛されている食材なのです。
フランスと聞いて思い浮かぶのはワインかと思いますが、ブドウ栽培には適していない耕地などでそばが栽培されています。
また、そばが栽培できる土地はリンゴ栽培にも適しているのだそうです。本場フランスのガレットは、生地を発酵させるためにシードル(りんごのお酒)が用いられるのがポピュラーなのだそうです。
※珈琲哲学のガレットにはシードルは使用されておりません。
(信州上伊那じゃらんに掲載された記事)
取材の際、店長がよかったら召し上がってみてくださいと試作中のガレットをテーブルに運んできてくださいました。これが本当に美味しいんです。
お野菜もたっぷり使用され、ベーコンをあしらったものと辰野産地鶏ぎたろう軍鶏を使った2種類が検討されているとのこと。
この伊那谷広域のカフェで出されているガレットは、各店舗のアイデアでつくられ、それぞれ工夫がこらされているそうです。
この記事がアップされる頃には、新メニューとしてガレットが加わっています。
女性にも人気の出そうなお洒落でヘルシーなガレットを皆様も是非召し上がってみてくださいね。
また、辰野町で行われているプロジェクトにも参加されています。
《辰野町 食の革命プロジェクトへの参加》
2016年6月に「辰野の地酒と塩尻ワインを楽しむ会」が、伊那富にあるパレスたつので催されました。その際に、町役場とのお話の中で食の分野でもこうした取り組みが出来ないだろうかとその後、発足されたのが「辰野町 食の革命プロジェクト」です。
鮮度を保ちながら食材を熟成、長期保存できるn-TeFeシステムの蔵番冷蔵庫の導入。あんぽ柿研究会会員により町内で栽培しているあんぽ柿の全自動皮むき器と電動シーラの導入。農薬を使わず安全な農作物を栽培するための電解水システムの導入し、辰野町の食材のPR・加工、流通、販路拡大の仕組みづくりを行うプロジェクトです。
珈琲哲學つどい辰野店では今後、そのn-TeFeシステムで冷蔵保存された食材を使った食材で何がつくれるかを検討してゆくことになるとのこと。
地元食材を使った新メニューに期待大です。
店長の丸山さんは言います。
つどい辰野店の名にふさわしく、たくさんの人達がつどってくれる賑やかな店にしたいですね。
現在、珈琲哲學つどい辰野店では、
アルバイト・パートスタッフを募集しています。
「幼稚園や保育園の時に先生に言われた事をしっかりと守れる大人がイイですね。あいさつがきちんと出来て、ケンカしちゃいけないですよとか言えたり。そういうのって大人力だと思うんですね。そういう部分って、頭では理解しているけれど、ちゃんと行動に出来る大人って意外と少ないと思うんです。忘れ物をしない、落ちたゴミは拾う、そうした事がきちんと出来る人に是非来てもらいたいですね」
(いつもとびきりの笑顔で迎えてくれるアルバイト店員の味澤さん)
「お腹は空いていないんだけど、あの人に逢いに行きたい。そんな風に想われる様な自分を当店で働きながら演出してもらえたら嬉しいですね」
- 会社情報
- 求人情報
会社情報 事業者名 有限会社塩尻建友(珈琲哲學つどい辰野店) 所在地 長野県上伊那郡辰野町大字辰野1802 電話番号 0266-75-1670 FAX 0266-75-1670 設立年月日 平成28年3月31日 全従業員数 合計3人(うち男性1人、女性2人) 主な業種 飲食業 事業内容 飲食業における接客と調理 求人情報 事業者名 珈琲哲學つどい辰野店 所在地 長野県上伊那郡辰野町大字辰野1802 電話番号 0266-75-1670 FAX 0266-75-1670 仕事内容 飲食業における接客と調理
雇用形態 パート・アルバイト 給与 860円〜 810円〜(高校生) 就業時間 10:00~16:00 時間外労働の有無 ※16時より早く上がることもあれば遅くなることもあります 休日休暇 火曜定休日
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事業者名 有限会社塩尻建友(珈琲哲學つどい辰野店) 所在地 長野県上伊那郡辰野町大字辰野1802 電話番号 0266-75-1670 FAX 0266-75-1670 設立年月日 平成28年3月31日 全従業員数 合計3人(うち男性1人、女性2人) 主な業種 飲食業 事業内容 飲食業における接客と調理 - 求人情報
事業者名 珈琲哲學つどい辰野店 所在地 長野県上伊那郡辰野町大字辰野1802 電話番号 0266-75-1670 FAX 0266-75-1670 仕事内容 飲食業における接客と調理
雇用形態 パート・アルバイト 給与 860円〜 810円〜(高校生) 就業時間 10:00~16:00 時間外労働の有無 ※16時より早く上がることもあれば遅くなることもあります 休日休暇 火曜定休日