地域のビジネスを支えて15年。　　　　　　　　　　　　　　　　一人旅拠点にも選ばれるホテル

天竜川沿いにあり、中央アルプスの眺望が魅力的。辰野町中心街にある6階建の大きな建物は「ビジネスホテル　エルボン辰野」です。

「辰野町唯一のビジネスホテル。工業の町である辰野で、ビジネス時の出張者の方を中心に、ご提供しています。１泊からでも安心してくつろげるお部屋を整えています」と話すのは支配人の増沢力久さん。

近年では一人旅需要にも応えているのだそう。周辺の観光スポットや、サービス内容、これからの挑戦について伺いました。

■ 天竜川沿い、窓からは中央アルプスの展望

貴ホテルの設立経緯を教えてください。

〈増沢支配人〉
「飯田にある『エルボン飯田』が1号店。次のステップということで、2008年に辰野で2号店を構えました。

伊那谷のエリアにおいて、伊那市や飯田市にはビジネスホテルや観光ホテルはいくつかあります。しかし、辰野町にはビジネスホテルは1つもありませんでした。辰野町には大きな企業の工場もありますので、そちらの需要を取り込みました。

また、辰野町は諏訪地域や塩尻松本地域への分岐点。インターにも近く、アクセスがいい場所です。」

山に囲まれて、川沿いからのお部屋からは天竜川が見えて綺麗ですね。

〈増沢支配人〉
「当ホテルは天竜川沿いにあります。太陽の光を受けてキラキラと輝く川面を間近に、力強い川の流れを感じられますね。ご予約の際に、川沿いのお部屋を指定するお客様もいらっしゃいます。

当ホテルは6階建ての大きな建物。お部屋からは遠くまで見渡せる気持ちのよい景色が広がります。高層階からは木曽谷と伊那谷に跨って南北に連なる中央アルプスが、そして低層階では川の流れや青々とした木々の葉っぱに目を奪われます。つかの間の癒しを提供してくれる展望が自慢です。」

お部屋、食事、提携温泉サービスについて教えてください。

〈増沢支配人〉
「シングル全85室、和室が全3室、ツインルームが全7室あります。ビジネスホテルですので、1人で1部屋をご利用いただくシングルルームがメインです。

提供される朝のお食事は、ビュッフェ形式。ビジネス需要の連泊のお客さまも多いので、その日の気分で、好きなものをお選びいただけます。

夕食にはホテルと提携するレストラン『カジュアルレストラン　陽-HARU』をご利用いただけます。ボリュームのあるメニューに合わせて、アルコールもお楽しみいただけます。伊那地域名物の『ソースカツ丼』もおすすめです。

さらに宿泊されるお客様には、天然温泉『湯にいくセンター』の150円引きの割引券をご提供しています。大人（中学生以上）のご利用料金が500円のところ350円となってお得にご利用いただけます。
天然温泉は『ナトリウム炭酸水素塩温泉』。美肌の湯と呼ばれ、肌がツルツルすると評判です。ヒノキに囲まれるドライサウナも人気となっています。」

■ 需要はビジネスから観光、合宿までさまざま

どのようなお客様がご利用されているのでしょうか。

〈増沢支配人〉
「ビジネスホテルとして誕生していますので、ビジネス需要がメインです。
辰野町にあるお取り引き先企業への訪問や研修、工事作業時にご利用される方が多いですね。会議室もあって、ビジネスシーンでご利用いただけます。

また、歩いて15分ほどのところの荒神山に、陸上競技場や野球場、テニスコート、屋内運動場などがありますので、合宿のご利用も多いですね。子どもたちや大学生、社会人の練習合宿や大会が行われています。」

最近では、観光でもご利用があるとのこと。周囲の観光スポットを教えてください。

〈増沢支配人〉
「辰野町のいちばんの観光と言えば『信州辰野ほたる祭り』ですね。情緒あふれるほたるの姿を見るために、たくさんの観光客が辰野町に訪れます。

そして、当ホテルから車で20分ほどのところにあるのは『小野のシダレグリ自生地』。『しだれ栗森林公園内』に900本以上のシダレグリが茂る光景が見られます。春の芽吹きと冬の雪景色がおすすめですね。シダレグリは火山活動の影響によるシバグリの突然変異種といわれていて、様々な樹形がつくられていますので、自然の不思議さを感じさせてくれます。

また、お隣の箕輪町となりますが、当ホテルから車で15分ほどの場所にある『箕輪ダム』も近年人気です。『もみじ湖』という異名もあるほど、秋の紅葉が格別。湖畔の一帯には1万本のもみじが植えられていて、水面の青色と紅葉のコントラストが綺麗ですね。

さらに、駒ヶ根の千畳敷カールを中心とするトレッキングや、諏訪湖上で開かれる花火大会の拠点としてもご利用いただいていますね。

シングルルームが多いので、一人旅の需要もあります。バイク、自転車、自動車で、長野県を巡る拠点として選ばれています。」

■ より快適に、よりくつろぎのひと時を

今後、挑戦したいことはありますか？

〈増沢支配人〉
「地域の特産物を購入できるお土産コーナーを整えたいと思っています。

段階的に実行していて、昨年はお米やりんご、はちみつなどが人気でした。当ホテルに宿泊されたお客様と辰野町の生産者をつなげる役割を担いたいですね。」

最後に、貴ホテルでは、お客様にどのように過ごしてもらうのが理想でしょうか？

〈増沢支配人〉
「ビジネスホテルとしての使命は、ゆっくり過ごして、エネルギーを蓄えられる場所をご提供することです。お疲れを癒す場所として、そして翌日のお仕事のために、1拍からでも『より快適に、よりくつろぎのひとときを』を合言葉に努めています。『気軽に安心して泊まれる場所』として、当ホテルを思い浮かべてもらえれば嬉しいですね。

辰野町は製造業の町。製造業を支えるビジネスマンを、影から支える存在でありたいです。」