菓子・パンの原材料や容器などの配送で、　　　　　　　　　　　　　　在庫管理をサポート

地元で愛されるパン屋さん、こだわりのケーキをつくる洋菓子店、できたての味を提供するお弁当屋さん…。 わたしたちが日常で利用するお店屋さんが、商品をつくるために必要となる“菓子・パンの原材料”のほか、商品が入る容器や袋などの“包装資材”を提供しているのが「合資会社ナガい」です。

「わたしたちは、ひとつのお店が開業できるくらいの幅広い商品を取り扱っています。ご相談いただければ、必要なものを、必要な量だけ、お店まで配送いたします。」と話すのは、代表取締役の長井廣光さん。事業内容や、お客さまから長年頼られる強み、今後の展望などについて伺いました。

◾︎店舗に必要な物品を、ひととおり配送

合資会社ナガいでは、パン屋さんやお菓子屋さん、飲食店などに必要な原材料・包装資材を販売する卸売業を展開しています。取り扱うのは3000種類以上もの幅広い商品です。菓子・パン材料では、小麦粉や砂糖、ココア、ドライフルーツなど。包装資材では、ケーキやお弁当の箱、お刺身のトレー、ケーキやオードブルなどのデコレーションに使われるピックなどを取り扱います。

「お客さまに『ナガいさんに注文すれば、なんでも必要なだけ揃う』『忙しいときに店まで配送してくれて助かる』と感じていただけているのが、私たちの強みです。2001年に創業してから、時代のニーズや流行にも合わせて商品やサービスの幅を広げてきました。」と長井さん。

特にお客様から喜ばれているのは、小ロットの注文や、要望に合わせた計量販売です。

「小麦粉を30kgで購入されても、一度に使いきれないお客さまもいらっしゃいます。そこで、当社ではご要望に合わせて、小分け販売もおこなっています。お客さまからは『必要な分だけ購入できて便利』と大変好評です。

お客さまは、北海道から名古屋、そして長野県全体に広がりました。

「古くからのお得意さんになるとね、容器の名前じゃなくて、例えば『うちのおやきを入れている容器を持ってきてほしい』なんていう相談になってくるんですよ。容器の商品名なんて、お客さまはわざわざ覚えていませんからね。わたしたちが代わりに覚えておきます。」

お客さまは、地元に根ざして愛されているようなお店屋さんが多いのだそう。そんなお客さまを支えられるように、かゆいところにも手が届くような、柔軟なサービスで応えています。

◾︎オリジナルの包装資材もサポート

そのほか包装資材においても、予算や品質、デザインなど、さまざまな条件を考慮しながら、最適な商品を提案しています。

最近、ある道の駅からあった相談は、山賊焼やおやきなど地元の名産品を入れる容器や、五平餅を入れる真空パックの袋の注文でした。

「例えば、五平餅。全国発送やお土産販売のとき、真空パックにして送ることになりました。そこで真空パックのサイズをご希望されたので、オリジナルの真空パック用の袋をつくるサポートをおこないました。」

近年では、環境問題への意識の高まりにより、プラスチック製品から紙製品へ移行するお客さんも多いのだそう。要望も多様化しています。

◾︎小分けサービスで必要な分だけ

今後おこなっていくのは、さらなる小分けサービスの強化です。例えば、業務用のあんこを1日分単位で販売するなど、これまで以上にお客さまのニーズに応えます。

「月に数日しか営業しないお店の場合、在庫を抱えても困ってしまいますでしょうから、わたしたちがお客さまに代わって在庫管理をおこないます。

そのほか小規模店舗や、開業予定の経営者の方にも、柔軟に対応させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。」

地域に根ざした企業として、今後も飲食業界を支えていきます。