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体験者の声

「幸せ起点のイノベーションがわき立つ町にしたい」 Z世代コミュニティdotが辰野町でたくらむ構想【Airbnb×WORK TRIP】

2021年10月から2022年2月にかけて、Airbnb Japanのご支援のもと、暮らすように地域を旅しながら、共創プロジェクトを生み出す約半年間の共創型ワーケーションプログラムが辰野町で行われました。

それぞれ異なる4つの団体が参加したこのプログラム。

その第3弾としてご紹介したいのが、全国の若者が集い、世の中を幸せにするハッピーイノベーションを生み出していくZ世代コミュニティ「イノベーションチームdot」です。

なぜ辰野町だったのか、辰野町でどんなプロトタイプを実証実験したのか、その結果どんな成果が得られたのか、また辰野町をワーケーションしてみて感じた率直な感想を寄稿いただきました。

Z世代コミュニティ、イノベーションチームdot とは?

「 Z世代発!ハッピーイノベーションを世界へ。」を掲げて、全国の若者が教室を飛び出し大集結。みんなの才能を引き出しあいながら、社会と繋がってアクションするZ世代のアクションコミュニティです。
仲間の好きを起点にグラレコやZ世代会議(商品開発)などの事業も展開。
パナソニック社・朝日新聞社・集英社・講談社・マンダム社・丸井社など様々な企業とコラボしながら、理想の未来を共創する学びの場を手づくりしたり。
農水省ニッポンフードシフトの国民運動に参画し、食・農の未来を考える食のイノベーションコミュニティ「もぐもぐふぁーむラボ」も運営しています。

dotの雰囲気や詳しい活動内容はInstagramをご覧ください。

プログラム応募の背景

「Z世代のアイデアを辰野町でカタチにできたら最高だね」と自分のコミュニティの仲間や辰野町の方ともお話ししており、若者が定期的に辰野町に訪れてプロジェクトを進めやすくできたらいいなと思い応募させていただきました。あとはシンプルに辰野町が大好きだからもっと辰野町のことを知りたい、定期的に行きたいという気持ちが大きかったです。

2021年に行われたAirbnbと辰野町、関係人口の大交流会

2021年に行われたAirbnbと辰野町、関係人口の大交流会

dotが取り組んだ共創型ワーケーションは?

古民家に宿泊し現地の方と交流したり、里山エリアの活性化に向けた作戦会をしたり、辰野の関係人口の方たちとワークショップをしたり、農作業・畑の開拓・薬膳料理体験・キッチンカーインタビューなどZ世代が想いを持って進めているプロジェクトの活動、ワーケーションなどなど、様々な目的で多様な若者が辰野町で素敵な体験をさせていただきました。

 

地元農家さんと耕作放棄地を活用した農業プロジェクトの作戦会議

地域の二次交通問題を解決するためのローカルモビリティワークショップ

里山の生きる知恵がぎゅっと詰まった薬膳料理を学ぶワークショップ

宿泊先やワークスペースを使ってみての感想

毎回あたたかく迎え入れていただき、心安らぐ時間を過ごさせていただきました。美味しいご飯をたくさん食べて毎回心と身体が元気になりました。顔と名前も覚えてくださり声をかけてくださったり、来る人によって食事のメニューを工夫してくださるホストの方もいらっしゃり、たくさんの愛情を感じました。この機会のおかげで素敵な古民家・宿泊施設、辰野の方に出会うことができたので感謝の気持ちでいっぱいです。数日間滞在できたのもよかったです。

辰野町のプレイヤーを可視化した「まちひとマップ」にdotメンバーも仲間入り。関係人口も地域住民も関係性がフラットで曖昧なのも辰野町の居心地の良さにつながっている

カフェに行くようにふらっと辰野に

辰野町に定期的に訪れたくなる自分なりの目的ができました。辰野にいるこの人に会いたい、この人と一緒にやりたい、というものが見つかったのが嬉しいです。周りのZ世代の仲間たちも自発的に辰野町に訪問する人も出てきました。また、目的がなくても行きたくなる場所という感覚も得ることができました。自分でもびっくりなのですが、カフェにいくみたいにフラッと辰野に行ってしまうということが何度かありました。物理的な距離ではなく、心の距離が大切なんだなあと実感しました。第二の故郷のような心安らぐ場所、辰野町に出会えて、繋がることができて本当によかったです。

農家民宿おおたきで。第二のふるさとができたような居心地の良さ

今後やりたいこと

辰野町にくると若者のアイデアがどっと湧き出てきて叶えられちゃう、そんな場所になるような予感、可能性を辰野町に感じています。Z世代のハッピーイノベーションタウンにできたら素敵だなあと思っています。既存で走っているいくつかのアイデア・プロジェクトを継続して磨き、応援して行きたいなと思っています。


Z世代発のプロジェクトが次々と生まれる辰野町。

Z世代のハッピーイノベーションタウン構想」が今後どんな風に展開されていくのか、これからもdotの活動から目が離せません。

「辰野町でワーケーションしてみたい」というご要望はもちろん、「辰野町に関わるZ世代の皆さんと共創したい」といった辰野をハブにしたコラボレーションのご相談なども行っています。ぜひお気軽に相談ください!

 

執筆:冨田侑希  編集:北埜航太